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声優、アニメ、たまにサッカーの事について、感じたことをつらつらと。

アニメ たまゆら 卒業写真 第4部 朝~あした~

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

大好きなアニメ作品を最後まで、温かい涙を流しながら見届けられたことは

本当にありがたいし、このアニメと出会えたことに心から感謝しています。

たまゆらとの出会いを振り返ってから、本編について書いていきます。

 

僕にとって、このたまゆらという作品は本編のテーマと似たものをたくさん

運んでくれました。

時計の針が止まってしまったようだった主人公の楓ちゃんが、周囲の人に

温かく支えられながら成長したように、僕自身もたくさんのありがたいご縁に

恵まれた作品でした。

また、汐入から竹原へ、環境を変えた楓ちゃんと同じように、僕自身も停滞

していた環境から、外に出て実際に経験すること、人と触れ合うことの

素晴らしさを教えてもらいました。

 

たまゆら、という作品をしっかり観たのは2期から。OVAの存在を知らず、

1期は「なので」という口調に違和感ばっかり感じて、坂本真綾さんのOPと

中島愛さんのEDとピアノという素晴らしい音楽。そして寿美菜子さん演じる

三次ちひろちゃんにもらい泣きした、くらいの記憶しかありません。元々、

涙もろい私にとって、泣きはしたけど、強く心に残るアニメではありませんでした。

 

それが変わりだしたのが、台風のさなか、行われた汐入でのイベントから、

でしょうか。

それまで僕はアニメのイベントには参加したことが無くて、その日も中島愛さんが

EDを歌ってくれる、それだけを楽しみに足を運んだ記憶があります。そこで

ちょうど1期をおもしろおかしく振り返る場面があり、失礼ながらまめぐの歌以外

何も楽しみにしておらず、期待値が低かった僕にとって、アニメのイベントは

なかなか楽しいぞ?と、思わせてくれるきっかけになった瞬間でした。

 

そこから2期のお披露目イベントだった、東京ドームシティホールであった進級

イベントも忘れられません。

それまで基本的に、いわゆる「ぼっち」でイベントに参加していた僕が、たくさんの

まめぐのファンの皆さんと初めてお会いして、話のできた、とても貴重な機会でした。

自分がいいと思うものを、同じようにいいと、あるいは自分以上にいいと思って

いらっしゃる方と話を共有できることが、他の方とご縁が出来ることがこんなにも

ありがたく感じられて、今の自分に多大な影響を与えてくれた機会でした。

たまゆらという作品はもちろん、まめぐという人柄もあって、オタクって楽しいと

オタクになりたての私に感じさせてくれたこと、今でも感謝しています。

 

そしてたまゆらで一番忘れられないのが、2期が終わってから広島と竹原で

開催された2日間のイベント。

僕はそこで初めて「遠征」を経験し、夜行バスを経験し、聖地巡礼を経験して、

自分で実際に経験すること、感じること、それを同じように他の誰かと共有

できることが、本当に幸せに感じた瞬間でした。竹原という街が素晴らしい

街だったこともそうですが、基本閉じこもりがちなオタクを外に引っ張り

だして、外の世界、知らない世界に触れることがこんなにも楽しいことなんだ、

というのを余すところなく、教えてくれた時間だったように感じています。

※ここで千菅春香さんの歌唱を間近で聴く機会がなければ、きっと今の僕は

 ないはず。そういう意味でも僕の人生の何かの転機だったのかもしれません。

 

「おかえりなさい」

というのは本作のひとつのメッセージだと感じていますが、たまゆらの作品に

留まらず、作品の外にまで自分が「かえってこられた」という感覚をもたらして

くれたり、そんな環境をつくるきっかけをくれた作品を通して、僕は間違いなく

アニメーションがいっそう好きになれたと確信しています。

 

本作にすごく思い入れがあって、最後はこれでもか、というくらい泣いて

しまうのではないか、と思って、ハンカチを握りしめて第4部を拝見しました。

が、実際はあまり涙しなかったんです。もちろん、楓ちゃんを送り出すお母さん

との場面や、楓ちゃんとちひろちゃんが公園でお父さんについて語り合う場面など、

温かい涙はありました。だけど、楓ちゃんのおばあちゃんが言っていたように、

僕自身がいろんな方のおかげで「心が幸せに満ちている」状態だったから、

自分自身も楓ちゃんと同じように幸せだなと感じられたから、以前よりも涙を

流す場面が少なくなったように思いました。

 

これまでたまゆらを観てきて、楓ちゃんに対して自分の中の父性が出てきたり、

周囲に愛されながら成長する楓ちゃんが羨ましく思えたり、心の中での振れ幅が

すごく大きかった、そんな印象があります。

ただ、一番たまゆらに涙した2期の頃と比べて、今は自分自身の環境が大きく

変わりました。オタクとしてはもちろん、一人の人としても尊敬する方との

ご縁があったり。少しくらい苦しい環境でも、今より少しだけでも成長すれば

何かが変わるかも、と思えたり。何より自分自身も楓ちゃんのように誰かに

愛されるようになりたいな、と思えたことが、この作品を通して一番自分が

変わった点だと感じます。そう感じていなければ、僕自身が結婚したいな、

と思うのは、オタクライフをより満喫した後だったかもしれませんし、

三次元の女の子にどうやったら好かれるか、なんて考えなかったかも(笑)

 

たまゆらはあくまできっかけの一つでしかありませんが、たまゆらを通して

得られたたくさんのご縁があったからこそ、今こうして、多くの我慢を

しながら、オタクを楽しく続けられている。おかしなやつかと思われるかも

しれませんが、僕は結構本気でそう考えています。

 

本編自体について深く語るには、もっと見返してから書くこととします。

一時間という時間がすごく濃密に感じられて、すごく情報量が多かった

ですし、それを少しでも自分の心で感じとれたら、記事にしてみたいと

思っています。

 

「人とのつながりで、温かい気持ちになれる」

今、強くそう思えるきっかけをくれた、たまゆらという作品にあらためて

感謝をして、これから何度でも、心が冷たくなったら振り返る、立ち返る、

そんな作品であり続けると思います。製作陣の皆様、素晴らしい作品を

最後まで、形にしてくださって、本当にありがとうございました。

 

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映画 ガールズ&パンツァー 劇場版

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 
ようやく「ガルパンはいいぞ」というのを体感して来たので、その感想を。
 
ガルパンはいい。
僕はその理由はアニメーションとしての完成度の高さがそう思わせてくれるんだと思っています。
完成度の高さを僕がどこに感じるかと言えば、物語の展開の素晴らしさでしょうか。
冒頭から戦車での迫力ある戦闘で世界観に引き込み、温泉のシーンで心を和ませて緩やかな気持ちにさせてくれたと思いきや、急な状況の転換でピンチに陥るキャラクターを描くことで、観客の心をキャラクターに近づけ、さらなる感情移入をさせてくれます。
水島努監督と脚本吉田玲子さんのタッグはSHIROBAKOでもそうでしたが、喜怒哀楽の盛込み方が本当に巧みです。
脚本の素晴らしい物語の下地があるからこそ、セリフや戦闘シーンが映える。
セリフや場面の転換で見る人に緊張と緩和をもたらしたり、悲しいシーンでは雨を降らせたり、あえてセリフを盛り込まない事で観客の想像力をかき立てたり。
どんどん状況が変化するのに、観ている側がキャラクターの気持ちについていけるから、作品の世界に入り込んで、キャラクターが発するセリフと観ている側の心が近くなる。
そして今回は4DXでキャラクターと同じような戦車の揺れを感じられる。それが一層戦闘シーンに引き込ませてくれました。
 
一番好きなシーンは後半での主人公西住みほの「自分がやれることをやりましょう」という趣旨のセリフです。
発せられたのは対戦相手の大学生選抜に苦戦し、チームとしてまとまりが求められる場面。
戦車道では人生に必要なことが学べる、と劇中言われますが、このセリフ一つがそれを象徴してくれていたような感じました。
 
人が力を発揮できるのはどんな時かというと、自分の良さを、特徴を発揮できている時だと思うんです。
指示としては曖昧さがありますが、自分の事を省み、この状況でどうすべきか、各人に考えさせる。リーダーの指示ありきでしか動けない組織にするのではなく、自分で考えられる集団として、メンバーに促したところに、西住殿がリーダーたる所以を感じます。
戦車道が西住殿を成長させている、そう感じさせられる瞬間でした。
 
また、そんな西住殿のセリフに重みを持たせる工夫が劇中で描かれているのも、脚本の素晴らしさです。
彼女が好きなボコという包帯を巻いたクマが好きなのが伝わるシーンがあります。
そのボコがどんなキャラクターかというと、包帯を巻きながらも、苦しめられながらも立ち上がろうとするんです。
作中でも逆境に対して怯みそうになりながらも、勇敢に立ち向かっていく西住殿を心理的に支えてくれている要素のひとつが、ボコというキャラクターであることが感じられます。
ボコは愛らしいアイコンであると同時に、西住殿が何を好み、どうあろうとしているのかまで表現されていて、かつ場面としては戦闘シーンの合間で観客をとても和ませる。ここに水島努監督の作品だなぁというのを強く感じました。
 
ガルパンはいいぞ、というのは「アニメはいいぞ」という言葉で代替できると感じています。
約二時間くらい、人の心をつかんで離さない、むしろアニメの世界観の虜にしてしまう。
そんな力をアニメはもっているということを、ガールズ&パンツァーというアニメはしっかりと伝えてくれていると思っています。
観られている方も多い作品だと思いますが、まだこれからという方はぜひ足を運んでいただけたら、きっと得られるものが多いはずです。
 
またひとつ、購入したい劇場版作品が増えてしまいました笑
 

平野秀典著 『GIFTの法則』とオタク

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 
今回も読んだ本を趣味方面に対して咀嚼してみたいと思います。
 
GIFT、というのはGap、Impact、Focus、Thanksの頭文字。これらを使ってたった一人をまずは感動させる。それが様々な場面で役立つと著者は説いています。
 
Gap。受け手が想像できてしまう予定調和ではなく、意外性をもたせることで、人の心に残るそうです。
ここでふと浮かぶのは声優さんが、というよりオタクたちのイベントなどでの意外性、というか予想外過ぎる行動ばかり。
願わくは、声優さんから意外なニュースで喜びたいものです。
ちなみに、応援している声優さんがイベントで葉っぱを食べるのが定期になりつつある、という事実は個人的になかなか衝撃ではあります笑
 
Impact。これは心に沁みこむようなインパクトを指すそうです。心に沁みる。個人的にはパッと歌が思い浮かびます。特に優しいバラードは、中島愛さんの『神様のいたずら』『ホシキラ』という曲は、僕の人生に残る歌だと言えます。
 
 
人生初めて参加したライブで、生歌がこんなに素晴らしいものなのかと教えてくれたまめぐには、それこそ人生をいい意味で変えてくれたと思っています。
また、心に沁みるという意味では千菅春香さんの『お父さんのカメラ』は素晴らしい竹原の情景と相まって、心が揺さぶられた楽しい時間として、今でも聴くたびに心に沁みる曲です。
 
Focus。これは自分の人生の焦点をどこに合わせるか、という話でした。著者いわく、演技の場面で活かされる要素を、日々の生活に取り込めばよいそうです。
演技、という言葉でぱっと頭に浮かぶのは高垣彩陽さんでしょうか。その場その場でご自身が求められているものを、想像し、出来うる限ら、最高の『高垣彩陽』を僕らに見せようとしてくださる姿勢には、心から尊敬しています。
著者は場面によって、自分を演じ分けているそうですが、高垣さんも時にはアーティストらしく素晴らしい歌を披露し、時にはエンターテナーらしく期待通りのダジャレを披露する笑。
誰しもがいろんな顔を持たざるをえない社会の中では有効な考えなのかもしれません。
 
最後はThanks。感謝を贈る、だそうです。これはこの本だけでなく、いろんなところで見かける言葉ですし、私自身が今一番意識的に実践しようとしている部分でもあります。
もちろん、生きていれば常に感謝することが難しい瞬間は多々訪れます。意見の不一致、認識のズレ、好き嫌いなどなど。
個人的にはそれらを『のびしろ』だと捉えて、自分はどうしたいのか、何が理想なのかを考えるきっかけにしています。
 
他の皆さんを巻き込みながら声優さんやアニメを応援すること、応援することそれ自体を楽しむことを覚えてしまった私ですが、そのきっかけは感謝を声優さんへ届けたいという気持ちからでした。
様々な応援の仕方がある中で、自分がいいと思ったものを、少しでも広めることで、与えてもらった感動の恩返しをする。お金も、時間もない弱いオタクですが、感謝したい気持ちを行動に変えていけたらいいな、と思っています。
 
声優さんから、アニメから、楽しい時間はそれこそ私にとってGIFTであり続けています。
これからも末長く発展し続けてくれるように、まずは自分がもう少しマシな人間になるところから頑張ろうかと思います。
 
 

千菅春香さんのCDデビュー 3周年に寄せて

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 
先日2月27日は千菅春香さんがファーストシングルである『プラネットクレイドル』をリリースされてから三年目でした。
 
 
これにいちファンとして思うところは、素晴らしい3年間だったのではないか、ということです。そう感じる理由をつらつらと書いていきます。
 
千菅さんの場合、爆発的な人気を得ることが無い代わりに、個人的には理想的なキャリアを積んでいると思っています。それはファンになるきっかけが多岐に渡っているからです。歌だけではなく、声優としてのキャリアも充実したことが、確実に歌手としての成長を促してくれているように思います。
 
個人的な理想、とは安定してお仕事を経験し、少しでも長く、充実したキャリアを過ごしてほしいというものです。爆発的な人気は多大な利益や多くの露出機会をもたらします。しかし、同時に多大なプレッシャーや批判をもたらしがちです。もちろん、より多くの方に知って欲しいという思いもありつつ、今のように歌が評価され、声優としても着実に、充実したキャリアを重ねている千菅さんを頼もしく思います。
 
また、千菅さんが様々な楽曲を歌唱する機会に恵まれていることも、同時にありがたいことだと感じています。名前を聞くと、歌のイメージがパッと浮かぶことも、もちろん大事です。その意味では、千菅さんが歌う曲は多岐に渡り、イメージを固定できていないかもしれません。しかし、応援していれば、彼女の真面目さが歌声のそこかしこから感じられますし、表現力の豊かさが声優としてのキャリアを充実させてくれるのではないか、と思うのです。この3年間はファンだけではなく、業界の方にも、千菅春香はこんな歌を歌いこなせる、というのを喧伝する期間だったとも捉えています。
 
では、これからに期待することは何か。歌を下地にしたお仕事の幅が少しずつ増えていけばいいな、と思っています。歌で様々な表現が出来ることは、今声優としての演技にも活かしていらっしゃいます。それは間違いなく千菅さんのお仕事に対する誠実さから生まれているもので、この姿勢を崩さないことで、きっと素敵なご縁が増えてくれるのではないか、そう信じています。
 
次から次へと才能豊かな人材が出てくるのが芸能界の常だと思います。そんな入れ替わりの激しい荒野の中で逞しく生き残る方法。それはその瞬間を精一杯生きる、というシンプルなものであるように思います。自分ではどうにもならないことがたくさんある世界ならば、自分がまずは毎日がどうすれば充実するのか、考えること。それは変化の激しい現代の中では、歌手にも、僕らにも求められる、あるいは生き物に等しく求められるものなのかもしれません。
 
そういう意味ではまずは次のシングル、そしてアルバム、ワンマンライブが千菅さんの思い描く成功に繋がることを心から願うと共に、ファンとして出来ることをほそぼそと実行していかたらと思っています。
 

小宮良之著 『おれは最後に笑う』 と オタク

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

大好きなものをより強く好きにさせてくれる。

そんなきっかけをつくれる人って素晴らしいと思うのですが、タイトルの著作は大好きだったサッカーを、より深堀して、いろいろな表情を伝え、より強く好きにさせてくれた一冊になりました。全12章、どれも素晴らしいのですが、今日は本の最後に描かれている

 

『遺書、それから』

 

を読んだ感想を書いていきたいと思います。

 

この章では日本人のサッカー選手である福田健二さんについて描かれています。

 

福田健二 - Wikipedia

 

ユース年代では代表として選出されましたが、A代表での選出歴はない為、サッカーファンでない方にとっては縁遠い選手かもしれません。日本だけではなく、海外でも活躍されていますが、それは気持ちが強くプレーに現れるスタイルだったからだと認識しています。思わず応援するのに熱が入る、そんな選手です。

 

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事実は小説より奇なり。といいますが、福田選手のこれまでのサッカー人生は一本のヒューマンドラマを描けます。成功と挫折の繰り返し。故郷である愛媛への凱旋。世界各国での活躍。そしてそのどの瞬間にも家族を含めた周囲の支えがある。激動的な半生はどれも印象的ですが、中でも小学生の頃にお母様を亡くされた際、お母様からの遺書を読むと、これまでの福田選手のご活躍と重なり、強く心を揺さぶります。

 

「好きなサッカーで

 世界に胸を張れる

 選手になってください」

 

大切な人から最後の言葉を受け取り、それを反芻することで生きる中での力に変えていく。お母様の言葉どおり、同じ日本人として世界に誇れるご活躍をされた福田選手に強く胸をうたれ、プレーの背景にある物語が観るものをいっそう魅了します。現在までプレーを続けていることは、サッカーの神様が福田選手に与えたご褒美であるように思います。サッカーをする父の姿を見た、奥様、娘たちと、家族として強い絆を築けていることが、福田選手を何より幸せにしている気がします。

 

努力を重ねることで、ご褒美のような時間が与えられる。

これはサッカーに限った話ではありません。オーディションにことごとく落選し、芸能生活最後のつもりで受けたマクロスのヒロインオーディションに合格した中島愛さん。全然人気を得られなくても、少しずつ活動を広げ、様々な背景をもつ9人のキャストを中心とした努力が実り、今や一時代を築いたアニメにまで成長したラブライブ!

もちろん、誰しもが得られる成功ではありません。しかし、努力を続けなければ何も始まらないことを僕らに教えてくれます。嫌なことがあると気持ちがめげてしまいそうになりますが、そんなときに自分を支え、もう少し頑張ってみようと思えるきっかけをくれるサッカーやアニメには本当に感謝しなければなりません。

 

経験が人を豊かにすると信じています。自分の中に閉じこもるのは簡単で、居心地は確かにいいです。しかし、そこから少しでも外に出て、いろいろなものに触れること。時には失敗をしながらも、そこから得られるものによって、自分の人生をより豊かにしてくれる。僕は今日もサッカーを観、アニメを観て、日々を生きる力を蓄えたいと思います。

 

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瀧本哲史著 『僕は君たちに武器を配りたい』 と オタク

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

ビジネス書を読んだら、せっかくだし少しでも自分の血肉にしたい。

血肉にするなら、本の内容を咀嚼したい。

どう咀嚼するのか、といえば僕はオタクだし、オタクらしい咀嚼の仕方をしてみよう。

 

と思いまして、標題の瀧本さんの著作をいちオタクが咀嚼するとどうなるのか、について書いてみたいと思います。著作を読みながら、これはぜひ他の方に読んでもらいたい!と思ったのですが、内容そのまま書いたら読んだ気持ちになってしまうかもしれないし、何より概要をなぞっただけで自分自身が咀嚼できないかも。そう思って、今回記事にしてみます。

(注)著作は以下で紹介する内容以外にも、知っておくべき示唆に詰まっています。時間をみつけて、ぜひご一読してみてください。以下は僕の偏見に満ちていますので。

 

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まず瀧本さんがどんな方かと言いますと、京大で講師をされている投資家です。マッキンゼーで勤務されていたこともある、すごく優秀。かつ、文章を読んでいただくとわかるのですが、文章が具体的でわかりやすいところから、講師としての力量が伺い知れます。

※お写真を拝見して、オタクやってたらどこかで見た事あるような顔だな、と思ってしまいましたごめんなさい。

 

瀧本哲史 - Wikipedia

 

さて、著作を読んでみての率直な感想だけお伝えすると、私はこれを学生時代に読みたかった、というのが素直なところです。社会で自分はどう生きていくのか。当時の自分はふわふわし過ぎていて、瀧本さんのおっしゃる『武器』なんて何も持たずに、ふらふらと社会に出てしまいました。そこですごく痛い目を見たからこそ、瀧本さんの言葉が痛いほど身に染みた、というのはこれはこれで良いことなのかもしれません。

 

では、本題。オタクとしてこの本を読んでみると、すごく得られるところが多くありました。まず瀧本さんは社会で生き残るためには

 

スペシャリティな人間、唯一の人になれ』

 

と説きます。スペシャリティの対義として『コモディティ』という言葉を使っていますが、要するに「コモディティ=他の人ができること」ではなく、「スペシャリティ=他の人ができないこと」をできるようになれ、ということです。

 

これを読んだオタクはすぐさまコミケの会場を想起しました。というのも、あの場にはある種の「スペシャリティ」に満ちていると感じているからです。私がコミケ、あるいは同人誌が好きな理由は「それぞれが好きなものを持ち寄って、それを互いに認め合う」ということが出来るからです。互いが好きなもの、それは少しずつの差異はあれど「スペシャル」なもの。その方だから形にできたものだと思っているんです。イラストを描ける方、考えを文章に出来る方は尊敬しているのですが、それはこういった「スペシャリティ」を感じていたからなのかもしれません。

 

また、『これからのビジネスは「差異」が左右する。』と説いています。また、差を理解してもらう、共感してもらうためのストーリーが必要だとも。

 

この「差異」でまずピンと来たのが、先日、千菅春香さんのイベントで購入した「キーホルダー」です。

 

ameblo.jp

 

ブログに写真が記載されていますが、私は初見で、その形を見てびっくりしました。「ホテルのキーホルダー」そっくりなんですもの。正直「もっと可愛くしたりすれば、、、」とも思いましたが、発売していたイベント中、彼女の口からキーホルダーにした理由はこんな主旨だったと記憶しています。

 

「私はホテルのキーホルダーの形が好き。まっすぐで、形の収まりがいいから」

 

ご自身がいいな、と思っていたものを形にしてくれた、話を伺った時にはそれが良いことだと感じていたのですが、著作を踏まえると、偶然だと思いますが、これには社会で生き抜ける要素が含まれていました。

 

まずホテルのキーホルダーのようという「差異」です。かわいさ、かっこよさとはまた違う。その「収まりのよさ」でアーティストの方がキーホルダーを発売する。これは僕の知る限りではありますが、見事な差異を生み出しているように思えます。

 

また、キーホルダーの製作理由が語られることで「ストーリー」がわかり、キーホルダーに愛着がわく、ということです。オタクという生き物、というか人間一般なのかもしれませんが、応援している方の好きなものに惹かれる習性があると思っています。ストーリーが語られなければ、名前入りのキーホルダーでしかなかったかもしれませんが、語られたことにより「千菅さんってね!ホテルのキーホルダーが好きでね!」っていう、自分の好きなものを語りたがるオタクとしての本領を発揮できる機会まで与えられたんです(笑)

 

最後に瀧本さんはこう文章を締めくくっています

 

「自分が長年興味と関心を抱いていた何かに、心から打ち込んでいるうちに、たまたま現在の状況につながっていった、というケースが多いのだ。

(注)起業して成功した人について語っていらっしゃる文脈です。

(中略)

社会に出てから本当に意味を持つのは、インターネットにも紙の本にも書いていない、自らが動いて夢中になりながら手に入れた知識だけだ。自分の力でやったことだけが、本物の自分の武器になるのである。」

 

この文章を読んで、僕というオタクは心が打ちふるえました。CDではわからない、アニメを観ただけではわからない。ライブや、イベントで好きな声優さんに会場でお会いしてこそ、得られるものがあって、そこで得られたものが、自分がオタクとして楽しく生きていくことに繋がるのだと。賛否あるかと思いますが、人として大切なのは、仕事で活躍することではなく、楽しく毎日を過ごす、あるいは楽しく生きられる何かを見つけることだと思っています。夢中になって、楽しめる何か。それを感じながら生活することで、社会で生きる上で大事な何かを学べるかもしれない。オタクの皆様、瀧本さんの言葉を信じて日々をたくましく生きてください。
 
蛇足。僕の場合は人生初めてのライブは中島愛さんのBWYツアーファイナルだったのですが、初ライブで歌を聴いて涙するという、何にも代えがたい経験を出来たのが、今幸せに生きられている自分の原点になっています。まめぐに出会って、そこから今まで楽しい思い出がたくさん出来たという幸せをかみしめながら、3月のAnime Japanのステージ選考を楽しみにしたいと思います。
 
蛇足2。この著作を知ったのは僕がメンターとして崇めているP.A.Works社長の堀川憲司さんがTwitterで紹介していたからです。素敵な著作に出会うきっかけをくださったことに心から感謝しています。

BUMP OF CHICKEN アルバム「Butterflies」と田村ゆかりさん

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 
変なタイトルですみません。
ただ、自分の中でいろいろな考えが湧いたので
文章にしてみたいと思います。ここでは先日発売されたBUMP OF CHICKENの新しいアルバムの感想を踏まえて、先日ご自身の環境の変化を選んだ田村ゆかりさんについて考えをまとめていきます。
 
まず、BUMP OF CHICKENは私の好きなバンドのひとつなのですが、理由のひとつに人を励ますような歌、苦しい気持ちに立ち向かえと背中を後押ししてくれる、というのがありました。高校生の頃、何かと悩みが多い中で心に寄り添ってくれるような歌詞にとても共感して、今に至ります。
 
 
ただ、今回のアルバムを聴いて、彼らの歌から感じるものが、背中を押してくれる温かさはありながら、どちらかというと誰かといることの幸せを歌ったような曲が目立ったように思います。もちろん僕自身の変化もあって、印象に残るポイントは変わったんでしょうけど、メンバーのご結婚などもあって、届けようとしてくれるメッセージは変わっているんじゃないかなぁと感じています。
 
 
歌を歌う。これを生業にしている方々にとって、それは貴重なご自身の表現機会であって、自分自身の全力を傾けている活動であると思います。それはBUMPのように自分たちで歌うのであっても、また歌を提供してもらうことの多い、声優さんにとってもそうであると思います。アニメの内容を代弁する時もあれば、楽曲製作者の方の意図を汲んだり、そして人気がある方であれば、ファンの方の気持ちに応えようと、僕らが計り知れないほど、楽曲に向かい合いながら、僕らに曲を届けてくれているんだと思います。
 
そこで田村ゆかりさんの話です。オタクとしてにわかな僕ですら、彼女の人気、キャラクターはある程度認識しています。王国民と呼ばれる熱心なファンの方との関係は良好だと思っていました。しかし、田村さんは所属レーベルからの離脱を発表されました。
 
いつも支えてくれている皆さんへ。
 
ブログから痛いほど伝わるのは、田村さんの優しさと感謝です。苦しんだ決断の先にはファンの皆さんへの想いが常にあって、ファン、関係者への感謝がひしひしと伝わります。
 
ただBUMPの変化を見て感じるのは、田村さんも変化を求めていたのではないか、ということです。人は経験を重ねて少しずつ変化して当たり前だと思っています。田村さんは変化するのではなく、変わらぬ愛らしい存在であり続けようとされることでファンからの大きな期待に応え続けてきました。田村さんほどの表現者だからこそ、お姫様として多くの方を魅了したのだと思いますが、ファンの方へ真摯な田村さんだからこそ、ご自身の変化がある中で、求められている姿を維持し続けることへの乖離があり、大きな悩みを抱えてしまったのかもしれません。
 
いちオタクとして、田村さんの新たな活動はとても楽しみです。変化は新しいものへの挑戦であり、きっとそこから田村ゆかりさんの新しい表現を楽しむことができそうだからです。声優としての素晴らしい表現力を、どんな形で見せてくれるのか、次の発表を楽しみに待ちたいと思います。
 
蛇足。その時だから抱いている感情って、誰にしもあるもので、表現者の方であればそれを表現してみたい、と思うことが自然だと思います。今後、アルバムを発表する千菅さんには今の彼女だからこそ、届けたいメッセージを作詞家さんと一緒に届けてくれないかなぁとか妄想だけしています。